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子どもがいる家庭の台風・停電対策|事前に準備したい防災グッズ

子どもがいる家庭では、大人用の防災用品だけでは足りません。

ミルクや離乳食、おむつなど、子どもの年齢に応じて必要なものが増えるためです。台風による停電・断水は、いつ起きるか分からない一方で、事前に備えることができます。

この記事では、台風や停電・断水に備えて子育て家庭が準備しておきたい防災グッズを、優先順位をつけて整理します。一度にすべて揃える必要はありません。

目次

子どもがいる家庭では台風前の準備が重要

大人だけの世帯であれば、水・食料・灯りなどの基本的な備えで対応できる場面が多くあります。

しかし子どもがいる家庭では、ミルクや離乳食、おむつといった消耗品が必要になり、これらは台風が接近してから探し始めても、すぐに手に入らないことがあります。

子どもの年齢、授乳方法、アレルギーの有無によって必要なものは家庭ごとに異なります。この記事で紹介する内容は一般的な目安であり、必ずしもすべての家庭に当てはまるわけではありません。

最初に確認したい停電・断水への備え

台風で起こりやすい生活への影響は、主に停電と断水です。

停電が起きると、スマートフォンやテレビからの情報収集が難しくなり、冷蔵庫の食品が傷みやすくなります。夜間は部屋が真っ暗になるため、子どもが不安を感じやすくなります。

断水が起きると、トイレの水が流せなくなり、調理用の水や、授乳・沐浴に使う水も不足します。トイレは生活への影響が大きいため、優先して備えておきたい項目です。

自宅が安全な状態であれば、避難所に移動せず自宅で過ごす「在宅避難」という選択肢もあります。在宅避難をするかどうかは、自宅の状況や自治体からの情報をもとに、その都度判断することになります。

最低限準備したい防災グッズ

子どもがいる家庭で特に優先したい防災グッズを、用途別に紹介します。

非常用トイレ

経済産業省は、携帯・簡易トイレの備蓄目安として、1人1日5回の使用を基準に計算する方法を紹介しています。この基準で計算すると、1人1週間分で35回分が目安になります。

4人家族の場合、1週間分では35回×4人=140回分が目安です。家族の人数に合わせて、必要な回数を計算しておくと準備がしやすくなります。

飲料水と食料

内閣府は、飲料水の備蓄量について、最低限必要な量として1人1日3リットルを基準に確保するよう案内しています。これに日数と家族の人数をかけることで、必要な量を計算できます。

たとえば4人家族で3日分を備える場合は、3リットル×4人×3日=36リットルが目安です。1週間分であれば、3リットル×4人×7日=84リットルになります。

食料については、非常食だけにこだわらず、普段から食べている缶詰や乾物、子どもが食べ慣れた食品を含めておくと、災害時でも無理なく食事ができます。農林水産省は、普段使う食品を少し多めに買い、消費しながら買い足していく「ローリングストック」という方法を紹介しています。

LEDランタン・懐中電灯

停電時の夜間は、足元が見えにくくなり、転倒などのリスクが高まります。LEDランタンや懐中電灯があれば、部屋を明るく保てるため、子どもの不安も和らげやすくなります。

モバイルバッテリー

停電時にスマートフォンの充電が切れると、情報収集や家族との連絡が難しくなります。停電時の連絡や情報収集に備え、モバイルバッテリーを用意しておくと安心です。

防災ラジオ

スマートフォンの電池が不安な場合や、通信が不安定な場合に備えて、手回しや乾電池で使える防災ラジオがあると、情報収集の手段を一つ増やせます。

赤ちゃん・幼児がいる家庭で追加したいもの

乳幼児がいる家庭では、上記に加えて以下のような準備も必要になります。年齢、授乳方法、アレルギーの有無によって内容は家庭ごとに異なります。

ミルク・離乳食

月齢に合ったミルクや離乳食は、災害が起きてから買い足すのが難しいため、普段使っているものを少し多めに備えておくと安心です。

おむつ・お尻ふき

サイズが合わなくなる前に使い切れる範囲で、少し多めにストックしておくことが現実的な対応になります。

子どもが食べ慣れた食品

非常食だけを新たに用意するのではなく、普段から子どもが食べている食品を多めに買っておくことで、災害時でも食べやすいものを用意できます。

母子健康手帳・お薬手帳・抱っこ紐

母子健康手帳やお薬手帳は、避難時の持ち出し品としてまとめておくと、もしものときに探す手間が減ります。抱っこ紐は、両手を空けられるため、荷物を持ちながらの移動にも役立ちます。

台風が近づく前に家の中で確認すること

台風が接近する前に、自宅でできる確認をしておくと、停電・断水が起きた後の対応がしやすくなります。

  • モバイルバッテリーや予備の電池の充電状況
  • 浴槽に水をためておけるか(飲料用ではなく断水時の生活用水として)。乳幼児がいる家庭では、子どもだけで浴室に入れないよう施錠やドアの管理を徹底する
  • 非常用トイレや備蓄品の置き場所を家族で共有しているか
  • 停電・断水時の連絡方法を家族で決めているか

特別な判断や避難の指示を出すものではなく、家の中でできる基本的な確認事項です。

防災グッズは一度にすべて揃えなくてもよい

防災グッズは種類が多く、一度にすべて揃えようとすると負担になります。まずは非常用トイレ、飲料水・食料、灯り、モバイルバッテリーといった生活に直結する項目から準備し、防災ラジオや乳幼児用品は次のステップとして揃えていくという考え方でも十分です。

ポータブル電源は停電時に役立つ一方で、価格が高く、容量や機能によって選び方が分かれます。最低限の備えを揃えたうえで、必要に応じて検討する位置づけと考えるとよいでしょう。

まとめ

子どもがいる家庭の台風・停電対策は、大人用の備えに加えて、子どもの年齢に応じた消耗品を準備することが重要です。

  • 非常用トイレは1人1日5回が目安。4人家族なら1週間で140回分
  • 飲料水は1人1日3リットル以上。家族の人数×日数で計算できる
  • 食料は非常食だけでなく、普段食べている食品を多めに備えるローリングストックが現実的
  • LEDランタン・懐中電灯、モバイルバッテリー、防災ラジオで停電時の生活と情報収集を補う
  • 乳幼児がいる家庭は、ミルク・離乳食・おむつ・お尻ふき・母子健康手帳・抱っこ紐などを別途準備
  • すべてを一度に揃える必要はなく、生活に直結するものから優先して準備すればよい

台風シーズンに限らず、まずは家庭にあるものを確認し、足りないものから少しずつ準備しておくことをおすすめします。

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